伊勢海老の名前の由来は多く、腰をまげ飛び跳ねる姿が、威勢の良い事から伊勢海老とか。
伊勢の地で取れたからとか。
又、伊勢で捕れた海老を都に運んだ為、伊勢から来た海老が伊勢海老になったとか。など各説があります。
現在伊勢海老は天然のものばかりです。
今までに浜島の国立水産試験場で、一尾だけ伊勢海老に成長しただけで、まだ伊勢海老に関して詳しい事が判っておりません。
夏頃に雌のお腹に卵を抱き産卵します。フ化するとクモの形をしたフィロゾーマ幼虫となり、エビの形になるプエルルス幼虫を経て稚エビ、親エビへと成長していきますが、人工飼育まで至っておりません。
伊勢海老は、伊勢志摩地方以外に千葉県房総方面、伊豆方面四国、九州方面で取れますが、地域によって色など多少の、違いがあります。
味、色、形、どれをとっても伊勢志摩地方で捕れた伊勢海老が最高です。
長く伸ばした立派なひげ、背中を丸めて威勢の良いことから祝い事などに用いられました。
弊社、珍海堂では昭和三年に初めて、木箱に藁を引き伊勢海老を入れて、当時の国鉄貨物で、東京に初出荷いたしました。それ以来七十四年間日本全国に生きた天然伊勢海老を箱詰して産地直送品として、真心込めて全国にお届けしております。